「推し活」という言葉を頻繁に耳にする時代になりましたね。5人に1人がやっていると言われる「推し活」。「推し活」を生きがいに日々を送る人たちがたくさんいます。
なぜ現代人はこんなにも「推し活」に夢中になるのでしょうか。
この記事では「推し活」の現状や背景、そして「推し活」を存分に楽しむための魅力的な専門用語について解説していきます。
推し活の現状

「推し活」を楽しむための専門用語を知る前に、そもそも「推し活」とは何?「オタ活」とは違うの?どうしてみんな「推し活」をするの?などの疑問について簡単に押さえておきまよう。
「推し活」とは
「推し」…人にすすめたいほど気に入っている人物や物のこと。アイドルや俳優、アニメキャラクターにとどまらず、歴史上の人物、建築物など、さまざまな「モノ・コト」などその対象は幅広い。
「推し活」…「推し」を様々な形で応援する活動のこと。ライブやイベントへの参加、グッズの購入、SNSでの情報発信など。
「オタ活」との違い…「オタク」とは1980年代にアニメや漫画などのファンが互いをそう呼び合う中で広まりました。特定の「推し」を応援する活動も「オタク」の活動の一部ではありますが、「推し」よりもより深い知識や熱量を持って活動する傾向があるのが「オタ活」。
「無理なく自分も楽しみながら応援できる範囲で」というニュアンスが強いのが「推し活」でしょうか。

「推し活」という言葉の誕生で、自分の『好きなモノ・コト』を表現しやすくなったのね!
「推し活」の目的や背景
「推し活」をする目的・メリットは大きく以下の2つであると考えられます。
①「推し」を応援するこで、心の支えや生きがいとなり、自身の日常生活に充実感を与える。
②同じ価値観を持つ仲間との新たなコミュニティ形成や自分自身の成長につながる。
このような目的・メリットのある「推し活」ですが、なぜ現代こんなにも広まったのでしょうか。その背景をまとめました。
①SNSの普及…自己表現のプラットフォームであるSNSが大きく発展。自分の「好き」を表現したり、情報収集が容易になったり、同じ趣味を持つ人たちとつながりやすくなった。
②多様性を尊重する時代背景…有名人などの発信も影響を与え、自己表現がしやすい社会になった。そうした活動を前向きに捉えたコミュニティも増えたこと。

モノや情報に溢れ、多様性が重視される現代。自分の生活や頑張りの力にしたり、自分らしさを見出そうとしたり、「推し活」はとても前向きな活動と言えるよね!

推しがいるから頑張れるし、推しを通して出会えた仲間と話している時間が最高に幸せ♡
推し活用語一覧

「推し活」は、好きな人を応援する活動ということでなく、自分自身の人生を豊かにする活動とも言えそうですね!
それでは、「推し活」を楽しむために知っておきたい用語の一部をご紹介します。
推し活用語①
推しメン
「特にお気に入りのメンバー」のこと。主にアイドルやグループのファン活動において自分が一番応援したいメンバーを選ぶことを指します。
単推し
「一人のアイドルやキャラクターに絞って応援するスタイル」のこと。自分の心を特定の一人に捧げることで、より熱中した活動を楽しむことができます。
箱推し
単推しの対義語で、アイドルやアニメのキャラクターなど、特定の1人ではなくグループ全体を応援すること。
推し変
応援していた推しを別の対象に変えること。推しの不祥事や熱愛報道、卒業、活動休止、自身の興味の変化などが原因。
推し増し
元々推していた対象に加え、新たに別の推しも応援するようになること。ファン活動をより楽しめると広まっている。
押し被り
自分が応援している「推し」が、他の人と被っていること。共通の推しがいることで、仲間意識が生まれる一方で、推しに対する独占欲から嫉妬などの複雑な感情を生むこともある。
推し活用語②
沼落ち
深くのめり込んで抜け出せなくなる状態。
神対応・塩対応
「神対応」…相手に感動を与えるような心のこもった素晴らしい対応のこと。
「塩対応」…そっけない、愛想のない対応。
イキリ
自身が応援している人やものについて、空気も読まずに偉そうに振る舞ったり、格好つけたりすること。
TO/DD
TO…「トップオタク」の略称で、応援している人達のなかでも特に熱心で影響力のある人のこと。
DD…『誰でも大好き』の略で、複数の推しを持っているファンのこと。特定の一人だけではなく、様々なアイドルやキャラクターを応援している。
釣る
ファンに対して良い対応を行うことでその人の心を掴むこと。「釣る」のが上手いタレントのことを「釣り師」と言う。
尊い
推しに対して「素晴らしい」「愛おしい」「感動的」などの気持ちを最高級の褒め言葉で表現する言葉。「今日も推しが尊い」のように使い、推しの存在そのものが崇高で、心の支えになっているというニュアンスを含む。
古参
古くからその人やもの、グループを応援しているファンのこと。
ガチ恋・リアコ
応援をしたいという感情だけではなく、真剣に恋愛感情を抱いている状態のこと。
そういう感情を持っている人たちをガチ恋勢、リアコ勢という。
グッズ関連
痛バ

自分の推しの缶バッジやキーホルダーなどを、バッグに大量に付けて装飾したバッグのこと。
「痛い」と「バナー/バッグ」の合成語。
アクスタ

アクリルスタンドの略語で、アクリル板に印刷・カットした、好きなキャラクターや人物、写真を自立させて飾れるグッズ。
アクキー

アクリルキーホルダーの略称。 アクスタ同様、透明なアクリル板に推しのイラストや写真が印刷されている。軽量で持ち運びに便利。カバンやポーチ、鍵などに付けてアピールできる。
推しぬい、ぬい

自分の「推し」をデフォルメしたぬいぐるみ。自分の手で作ったり、市販品をカスタマイズしたりする文化があり、日常生活の癒しとなる。
ラバスト

ラバー素材で作られたストラップキーホルダーのこと。ラバスト・ラバーキーホルダーとも呼ばれている。
まとめ

いかがでしたか?「推し活」の現状や背景、専門用語についてまとめてみました。
推しが目標に向かう姿から自分自身も頑張ろうと思えたり、推しの成長の過程を一緒に楽しんだり、同じコミュニティの中で様々な体験をしたり…「推し活」に夢中になるという生き方はとても魅力的に感じますね。
そして、そうした「推し活」の中から生まれた新しい言葉の数々が、より一層その活動を盛り上げているのですね!
自分の好きと相手の好きを尊重し、ハリのある生活や新しい交流にもつながり、さらに経済効果も生んでいる「推し活」。これからますます進化していく過程が楽しみですね!
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