仕事において、「プレゼンテーション」が必要な場面に遭遇することがあるでしょう。
あなたも聞き手の側にいる時に感じた経験があると思いますが、何が言いたいのかわからずダラダラと長く話されると、「話が長くて退屈だった」という印象で終わってしまいます。
伝えたいことが伝わり、また聞き手を退屈させずにいい印象を残し、意図したアクションを起こしてもらえるプレゼンテーションには、何が必要なのでしょうか。
私も対面営業をしていた頃、お客様へのプレゼンだけでなく、上司や社長へのプレゼン、講義でのプレゼンなど、多くの経験をしてきました。自分の意図した結果につなげるには、しっかりとした準備と伝わるためのポイントを押さえる必要があります。
あなたも是非実践してみてださい。
<聞き手の心をつかむ言葉選びのポイント>
①つかみは簡潔明快に!
②結論を先に!フックを仕掛ける!
③具体性と感動を!
聞き手の心をつかむプレゼンテーション

それでは、「聞き手の心をつかむプレゼンテーション」について3つのポイントを説明していきます。扱う商品や訴求したいことは様々かと思いますが、この3つのポイントを押さえて自分なりにブラッシュアップしていただければ幸いです。
つかみは簡潔明快に!
まず、1つ目のポイントは冒頭での「つかみ」についてです。
最初の数秒で聞き手の関心をつかめるかが肝になります。ただの名乗りで終わってしまう自己紹介はとてももったいないので、「この人の話きいてみたいな」と感じてもらえるように工夫しましょう。
<自己紹介のポイント>
・名前、専門分野
・実績、成し遂げきたこと
・成果から得たこと
・これから話す内容の全体像
おおよそ、このような内容を入れて自己紹介を簡単にしましょう。自分自身のおもしろい経歴などがある人は、鉄板トークとして用意しておくといいかもしれません。

話す表情は明るくハキハキと、視線、目線は全体に渡るように意識しましょう。そして、自己紹介は長くならないことがポイントです。
結論を先に!フックを仕掛ける!
自己紹介、全体像の説明のあとは、このプレゼンを聞くとどんなメリットがあるのかを印象的に伝えます。結論を先に伝え、聞き手の共感や興味を引けるようなフックを仕掛けます!
①聞き手の共感を得る
◇質問をする
「皆さんは○○な悩みを抱えていませんか?」「日々○○のような不満を持っていませんか?」など、問いかけをします。(これは、このプレゼンであなたが果たしたい目的がその問題を解決するというイメージです。)
◇データを伝える
「実は現代人の○○%がその悩みを抱えています。」「日本の女性の約〇割がこの問題に直面しています」など、聞き手がより自分事で話を聞こうとなるように誘導します。
②結論を言う!フックのあるキーワード、印象的な言葉を投げる
「今日のこの話を聞くことで、あなたの○○な悩みが劇的に変わります!」「あなたが叶えたい自分になれます!」など、プレゼンの核心を伝えます。
本題に入る前の伝え方、言葉選びによってそのプレゼンテーションを成功に導くかが決まるでしょう。商品説明や資料の準備だけを完璧にするのではなく、それを訴求する準備、つまりここまでの「簡潔なつかみ」「明確なゴールイメージ」をどう伝えるかを決めておくようにしましょう。

ここまでで、「この人の話聞きたい!」と前のめりになってもらえると非常にやりやすくなりますね!
具体性と感動を!

3つ目のポイントは、結論に対する根拠を「具体的な言葉」で伝えること、そして「ゴールイメージを感動的に」伝えるということです。
①事実やデータを取り入れて納得感を得る
理由の説明の際は、実際にそれをしたことでの成果や反響などを具体的に説明します。
パワーポイントなどを使って、視覚的に見せることは効果的です。
また、誰にでもわかるような言葉をチョイスし、専門用語などはなるべく避けることがおすすめです。
②ゴールイメージを感動的に伝える
なぜこの商品を開発したのか、この事案を思いついたのかの背景に「聞き手の悩みを解決したい」という想いがあることを明確にしましょう。
聞き手が一歩踏み出すことで、どんな未来が待っているのかをイメージしてもらう、その為のストーリーを伝えることをここでは「感動する」と捉えます。数字や成果を踏まえて、聞き手がなりたい自分になれているように想像してもらうことがアクションに繋がる鍵と言えるでしょう。

ポジティブな言葉や強めの言葉はプレゼンではとても効果的です。
女性のプレゼン成功のコツ

ここまでは、性別問わず「魅せるプレゼン」をするためのポイントをまとめました。
ここからはさらに「女性ならではのプレゼンのコツ」についても紹介していきます。
是非、意識して取り組んでみてください。
①聞き手への配慮
②アイコンタクト
③ユーモア(人間味・愛嬌)
聞き手への配慮
これは、自分よがりにならず、聞き手の視点で話すことや準備することです。
聞きやすく、わかりやすくを基本にしましょう。自分の知識を披露する場ではないことを念頭におかなくてはなりません。
準備段階から意識すべき点です。聞き手は何を求めているのか、解決したいことは何か、どうしたら納得できそうかなど、聞き手ファーストの意識を心掛けましょう。
そうした配慮が伝わることで、「きめ細かく配慮されいていてさすがだね!」とプラスにはたらくでしょう!
アイコンタクト
プレゼンの最中は、聴衆全体を均等に見ることが重要です。常に前の人を見たり、特定の人を見ることは避けるべきです。「Z字法」はよく使われる方法で、ジグザクに会場を見ながら話します。全く目が合った気がしないと聞き手も飽きてきてしまうので、1人あたり2~3秒を目安に自然な視線を送るといいでしょう。表情も豊かに「対話」しているような話し方は女性の強みであると思います。
ユーモア(人間味・愛嬌)
時より笑いも交えて話を進められたら、場の空気もあたたまりやすいと思いませんか?
ですが、狙った笑いっていやらしくなりそうですし難しいですよね。性格や得手不得手もあると思います。
ここでいう「ユーモア」は「愛嬌」というイメージに近いかもしれません。
自分の失敗談や身の回りで起こった雑談などを少し入れて話すことで、あなたの人間味やかわいらしさが表現できると思います。笑顔で話し続けることも一つの愛嬌ですし、心から感謝の気持ちを伝えている人、例え話にユーモアがある人なども魅力的です。
資料の説明だけ、単調に話すだけのプレゼンからもう一歩、あなたを好きになってもらえる努力をしてみましょう!
まとめ

<聞き手の心をつかむ言葉選びのポイント>
①つかみは簡潔明快に!
②結論を先に!フックを仕掛ける!
③具体性と感動を!
<さらにここを意識しよう>
①聞き手への配慮
②アイコンタクト
③ユーモア(人間味・愛嬌)
いかがでしたか。
「魅せるプレゼン」をするためのポイントをご紹介しました。
まずは聞き手を惹きつける基本を押さえて、果たしたいゴールイメージを明確にしましょう。
そして、あなたという人間としての魅力も表現することで、さらに魅せるプレゼン力を身につけていきましょう。
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