結婚が決まり「結婚式を挙げよう」となった時、次のステップは「どこで挙げるか」ですよね。素晴らしい結婚式場がたくさんあるので、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。ネットやSNSで情報を集めて、「この式場一度見てみたいな!」と思う場所はみつかった頃でしょうか。
どの結婚式場も毎年一番大きなフェアを開催するのが「1月」です。
筆者は結婚式の仕事に13年間携わり、3000組以上の新郎新婦様と関わってきました。また、新春のブライダルフェアの企画運営もやってきました。
そんな私が、「新春ブライダルフェア」の魅力、押さえておくポイントを紹介していきます。
1月のフェアは、式場側も新郎新婦様にとっても嬉しいことだらけなので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。
ブライダルフェアとは

<ブライダルフェアとは>
結婚式を検討しているカップル向けに、式場側が企画するイベント。チャペルや神殿、パーティ会場を見学できるだけでなく、当日のイメージが沸くような体験型のフェアが人気。「模擬挙式」「模擬披露宴」「試食体験」「ドレス試着」「演出体験」などがある。
ブライダルフェアは行くべきか
こればズバリ「行って確かめるべき!」です。ネットやSNS上にある写真は、高価な装飾が盛られ、写真の色彩も加工され、夢が膨らむようなイメージ写真であることがほとんどです。
また、列席経験の少ないカップルであれば、当日の流れを知ったり、イメージを膨らませたりするチャンスになります。
何より、ブライダルフェアでは「結婚式の費用」についても相談に乗ってくれます。
見学は一つの会場に絞る必要はないので、気になる式場を3件くらいピックアップして何か体験ができそうなフェアの日程を調整してみましょう。

私はフェアが楽しくて10件くらい見学に行きました。最終的には見過ぎて逆に決めれなくなり、希望の日程もどんどん埋まってしまい、もう少し絞るべきだったと感じています。

フェア内容や会場の雰囲気だけで見ると、たくさん行きたくなりますよね。「自分たちの打ち合わせのしやすさ」「ゲストが来やすいか」などの立地も絞っていくとピックアップしやすいですよ。
ブライダルフェアの流れ
1回のフェアは約2~3時間かかることが平均的です。
1日で回るのは1~2件くらいにしておくといいでしょう。
それでは実際に、ブライダルフェアの流れを解説していきます。
結婚式場情報サイトなどにもざっくりは載っているかもしれませんが、より細かく説明していきますね!
【来館】…ウエディングサロン(打ち合わせスペース)に通されることがほとんど。式場の規模にもよりますが、同じ時間に参加するカップルもいます。ホテルやビッグフェアなどの時は「披露宴会場」に多くのカップルが集まっているケースもあります。
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【来館アンケート記入】…来館後は無料のドリンクを出してくれるでしょう。また、一番初めに「アンケート」への記入をお願いされることが多いです。ふたりの情報、結婚式についての情報(時期や人数)、来館理由など、わかる範囲で入力します。
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【担当プランナー挨拶~カウンセリング】…アンケート記入が終わると担当者が挨拶に来ます。そこで、その会場に来た理由や現時点での結婚式のイメージなどをヒアリングしてくれます。初めての見学なのか、何件か見学済みなのかでも変わりますが、しっかりとしたイメージがなくても問題ありませんので安心してくださいね!初対面でのプランナーさんの対応などはしっかりとチェックしましょう。相性も大切です!
【会場見学&イベント体験】…ヒアリングが終わると、その場を立って実際に館内を見学できます。その流れの中で、模擬挙式や演出体験、試食体験などに案内されることが多いでしょう。基本的には撮影OKですが、もし案内がなければこちらから確認して、後から見返せるようにしておきましょう!
また、親族控室や更衣室など、ゲストケアの充実もきちんと見ておくと安心ですね。
基本的に1カップルに1人のプランナーさんがついて案内をしてくれますので、気になったことはどんどん聞いておきましょう。

【概算見積もり】…見学後は、また最初の席に戻り相談会になります。この時点で、もし候補に残らないようであればここで終了でも問題ありません。「少しでも候補に残りそうだな」「金額は知りたいな」と思うようであれば、見積もりを作成してもらいましょう。
ただし、結婚式の見積もりはあくまでも概算です!人数も未確定ですし、打ち合わせで細かい金額が決まっていきます。現実的な予算や、最低限やりたいことが決まっている場合はできる限り伝え、初回の見積もりに反映してもらうようにしましょう。
結婚式の見積もり内容は、「挙式料、料理・飲み物、衣裳、装花、写真・映像、演出、ギフト、サービス料など」が入ってきます。

結婚式の見積もりはどんどん上がるとよく言われますよね。呼ぶ人数だけはある程度決めておきたいものです。具体的にやりたいことがなくても、費用を節約するポイントなどもアドバイスしてくれるプランナーさんだと信頼できますね!

私たちは、招待状などのペーパーアイテムは手作りにしました。受付のグッズやムービーなども友人が作ってくれたものを持込みました。「持込みが可能なものはどれか」という質問は絶対した方がいいと思います。
【空き状況】…検討している時期が明確な場合は、空き状況の確認もできます。人気の式場や貸切が売りの会場では、希望の日程が埋まっていることもあります。状況によっておしえてもらいましょう。仮予約の有無も確かめましょう。
おおよそ、このような内容でブライダルフェアは終了です。場合によっては契約の話に進むこともあるでしょう。

自分たちは、絶対この日がいい!という希望がなかったので、フェアの時は空き状況は聞きませんでした。でも、「お得な時期」や「フェア特典」などの有益な情報はもらえたので、前向きに検討することができました。
新春フェアがお得な理由

さて、前置きが長くなりましたが、式場がこぞって準備をする「新春BIGブライダルフェア」について解説していきます。1月のフェア(~2月頃まで)がお得な理由を押さえておきましょう。
会場がゆっくり見れる
結婚式に列席した経験のある人なら、なんとなく察しがつくかもしれません。
冬と夏は結婚式のオフシーズンなのです。
もちろん年中結婚式はありますし、いつでも挙げることはできますが、春や秋などの「気候のいい時期」を希望するカップルが多いことも事実です。
よって、結婚式の多い春や秋では、プランナーも繁忙期であり会場の使用率も高い為、大きなブライダルフェアの企画が少し困難なのです。せっかく見学に来てくれても、見られる会場数が少なかったり、一瞬しか見られなかったりすることもあります。
したがって、「会場を使っていない日が多い」1月のブライダルフェアでは、全ての会場をゆっくり案内してもらえ、体験型のイベントも多くやっているのです。
お得な特典が用意されている
また、年末年始にお休みの人の割合はとても多いのが現状です。この時期に「結婚挨拶」や「両家顔合わせ」が組まれ、「年明けに一度見学へ」となるパターンが昔からよく見られます。
そこで、式場側としては集客のビッグチャンスというわけです。
半年から1年後の春・秋に式を希望されるお客様がいらっしゃるため、通常よりも楽しんでもらえる体験型の企画やお得な特典を準備して気合いを入れているのです。
これだけは決めておこう
もちろん、お二人の都合でフェアに参加することが大前提なので、新春フェアだけがお得というわけではありません。ですが、オフシーズンでの会場の状況は事実です。せっかくお得なフェアに参加するのであれば、有意義な時間にしていただきたいものです。
見学までには最低限話し合っておきたいこと、それは「時期と人数」です。特典(割引)にも時期や人数によって変わるものもある為、両家である程度話しておくようにしましょう。
新春フェアの注意点
新春フェアの懸念点を挙げるとすれば、フェア自体が混雑する時期という点です。フェア予約が取りづらいことだけでなく、規模の大きな式場では見学のお客様で相当にぎわうでしょう。
もし、「あまり騒がしくない空間でゆっくり相談したいな」「少人数パーティを予定しているから体験型とかじゃなくていいかな」などと感じている方は、敢えて見学の時期をずらしたり、平日にゆっくり相談にいくといった方法もあります。お二人に合ったフェアを探してみてくださいね。
まとめ

元ウエディングプランナー、そして多くのブラダルフェア企画をしてきた筆者による、新春ブライダルフェアの魅力を紹介させていただきました!
一生に一度の結婚式をどこで挙げるか…それを考える時間は人生でとても幸せで楽しい時間であり、とても重みのある時間でもありますよね。
金額ももちろん重要ですが、個人的には第一印象やプランナーさんとの相性も大切なポイントかなと考えています。そして極論、どこも素晴らしい式場なので、どこを選んでもきっとおふたりの結婚式は素晴らしいものになるとも思っています。ふたりでたくさん話し合って、最高の結婚式を挙げてくださいね!
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